Claude に Gmail を繋いで、メールの下書きをさせる — MCP を使ってみた

前の記事(Claude Code とプロジェクトフォルダで「生活の意思決定」を回す)で、「MCP という仕組みで外部サービスと繋げる」と書いた。今回はその各論。Claude に Gmail を繋いで、メールの下書きを作らせている話。

MCP ってなに

ふつうの Claude は「会話するだけ」。ファイルもメールも直接は触れない。

MCP(Model Context Protocol) は、その Claude に「道具」を持たせる仕組み。決まった手順で Gmail や WordPress などを操作できるようになる。設定は最初の1回だけで、あとは会話の中で「このメールに返信の下書きを作って」と言えば通る。

Gmail を繋いで何ができるようになったか

  • 受信メールを検索して、要点を拾ってもらう
  • 返信の下書きを作ってもらう(下書きフォルダに入るだけ。送信はさせない設定にしている)

「送信はさせない」は大事なところで、AI が勝手にメールを送る状態にはしたくない。あくまで下書きまで、最終確認と送信ボタンは自分。

実例:テニススクールの体験予約

先日、テニススクールを選んでいるという記事を書いた。その過程で、候補のスクールに「無料体験をやっています、希望日を教えてください」というメールをもらった。

やったこと:

  1. Claude に「このメールに、丁寧な返信の下書きを作って。希望は土曜の午前、レベルは初中級、と伝えて」と頼む
  2. Gmail の下書きフォルダに返信文が入る
  3. 自分で読んで、少し直して送信

日程調整や問い合わせみたいな定型のやり取りは、下書きが8割がた出来ている状態から始められるので、地味に楽になった。ゼロから文面を考えて、敬語を整えて…という立ち上がりの重さが無くなる。

設定のざっくりした流れ

細かい手順は本家のドキュメントに譲るとして、雰囲気だけ。

  • Node.js が入っていること
  • Gmail 用の MCP サーバー(npx で動くもの。私は @gongrzhe/server-gmail-autoauth-mcp を使用)を Claude Code の設定ファイルに登録
  • 初回にブラウザで Google 認証(アクセスを許可)
  • 認証情報はローカルに保存。リポジトリには絶対に置かない

ちなみに、この設定作業そのものも Claude Code に手伝ってもらった。「Gmail を繋ぎたい」と言えば、設定ファイルの場所・書き方・実行するコマンド・認証の進め方を順番に教えてくれる。ドキュメントを行き来するより早かった。

決めているルール

  • 送信はさせない(下書きまで)
  • 認証情報はコミットしない
  • 個人情報や仕事のやり取りを含むメールの中身を、不用意に外部サービスへ投げない

使ってみた感想

  • 定型の返信は下書きがほぼ出来ていて、立ち上がりが軽い
  • 逆に、気持ちを込めたい文面や込み入った交渉は、結局自分で書いたほうが速い
  • 最終確認と送信は必ず自分。ここは自動化しない

まとめ

  • MCP = Claude に道具を持たせる仕組み。Gmail を繋ぐと、メールの検索と下書き作成ができる
  • 定型のやり取りの「立ち上がりの重さ」が消える
  • 送信はさせない、認証情報は置かない、が最低ライン

次は、このブログ自体を Claude から下書き投稿している WordPress × MCP の話を書く予定。

タイトルとURLをコピーしました